「ディスプレイ2008」が16日、東京ビッグサイトで開幕したが、そこで来場者の最も注目を浴びたのが松下電器産業だ。というのも、世界最大の150型プラズマディスプレイを国内初展示したからだ。
このプラズマは今年1月に米国で開催された「コンシューマー・エレクトロニクスショー」で初公開され、その後欧州などを回って、ようやく日本に来た。それだけに、来場者の関心は高く、ブース内は押すな押すなの大盛況。
さて、その気になる値段だが、松下電器の関係者によると未定とのことだ。ただ、これまで商品化した最大のプラズマ103型が約600万円で、「150型はその10倍でもきかない」(松下電器関係者)という。ちなみに、スペインから日本へ運ぶためにかけた保険金は1億円だった。
「もうすでに中近東から注文が来ているかもしれない」とは同関係者。103型は中近東でずいぶん売れているそうだ。