市光工業は、厚生年金基金の代行部分を返上すると発表した。同社と一部の国内連結子会社が加入していた市光厚生年金基金(連合設立型)は、確定給付企業年金法に基づいて、厚生年金基金の代行部分について3月31日付で、厚生労働大臣から過去分返上の認可を受けた。
これに伴って同日付で市光厚生年金基金は、新たに「市光企業年金基金」となった。この過去分返上の認可を受けたことで、同社は2008年3月期の連結決算で「退職給付会計に関する実務指針(中間報告)」に基づいた算定を行い、厚生年金基金代行返上益として51億8200万円の特別利益を計上する。
通期業績見通しへの影響は集計中で、判明した時点で公表する。