ローム、日産と高信頼性のSiCダイオードを開発

エコカー 燃費
ローム、日産と高信頼性のSiCダイオードを開発
ローム、日産と高信頼性のSiCダイオードを開発 全 2 枚 拡大写真

ロームは、日産自動車と共同で、高信頼性を実現した新構造SiCダイオードを開発したと発表した。

【画像全2枚】

今回開発したSiCダイオードは、ロームの高信頼性デバイス開発技術と、日産自動車が新たに開発した新構造HJD(ヘテロジャンクションダイオード)を融合したもので、従来に比べてアバランシェ耐量を約10倍に改善、耐破壊性を約10倍高めた。

今後、普及が見込まれているハイブリッドカーや電気自動車、燃料電池車などのインバータ用途で高耐圧、大電流容量のダイオードが求められているが、現在主流となっているSi(シリコン)ダイオードでは、オン抵抗が5 - 10mΩ平方cmと大きく、電力ロスが発生することに加えて、その電力ロスに伴う放熱対策が必要だった。

SiCを用いたデバイスは、高耐圧化が可能なだけでなくオン抵抗が1mΩ平方cm以下と電力効率が高いため、省電力化のためのキーデバイスとして期待されているが、過電圧が印加された場合の耐破壊性を示すアバランシェ耐量がSiと比べて低く、特に低温環境・始動時に電圧ノイズが発生しやすい自動車用インバータなどでの応用に対して課題となっていた。

今回開発した新技術は、日産が開発した新構造のHJDを使って終端構造などにさらに改善を加えて、従来のSiCダイオードと比較してアバランシェ耐量を約10倍に改善、現在使用されているシリコンのダイオードをも上回る高い信頼性を実現した。

これにより自動車用インバータ回路で、高信頼性SiCダイオードの採用が可能になり、インバータ回路のエネルギー効率を約20%改善、また放熱板などの冷却装置を簡素化することによるインバータシステムの大幅な小型・軽量化も可能としている。

《レスポンス編集部》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 光岡の新型オープン2シーター、写真公開…正式発表は11月26日
  2. 正式発表直前! 日産の“最小コンパクトカー”を捕捉…『トゥインゴ』と兄弟のAセグEV
  3. マルチスズキ『バレーノ』に改良新型、表情を大胆チェンジ…1.2リットル3気筒エンジン搭載で燃費も向上
  4. ガソリン補助最高額「1リットルあたり51円」に、原油高で基金の“枯渇”も[新聞ウォッチ]
  5. 【ホンダ CB400スーパーフォア 試乗】VTECの有無はカンケイない! 1万2000rpmまで回してわかった“新世代スーフォア”の本質…青木タカオ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  3. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  4. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  5. HERE Technologiesの「ロードアラート」、ユーロNCAPの要件に適合…最大1.35ポイント取得可能に
ランキングをもっと見る