GM、ハイブリッドカーを3か月に1台投入

エコカー 燃費
GM、ハイブリッドカーを3か月に1台投入
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ゼネラルモーターズ(GM)は、2020年までに乗用車・トラックの燃費を現状から40%改善し、1ガロン当たり35マイル(約14.9km/リットル)にするという、新企業平均燃費(CAFE)基準に対応するための取り組みを強化すると発表した。

米国運輸省の高速道路交通安全局(NHTSA)は、35マイル/ガロン(14.9km/リットル)を最終目標として第一段階となる基準値を提案、これを受けてGMはNHTSAと連携し、年間目標の実現に向けた枠組みの策定を一貫して進めるとともに、この厳しい課題をクリアするための効果的な方法を探っていくと、している。

現在GMでは、高速走行で燃費30マイル/ガロン(12.8km/リットル)を実現する自動車を数多く生産しており、E85燃料で駆動するフレキシ・フューエル車や、自社開発の2モード・ハイブリッドシステムをフルサイズ・ライトトラックに採用してきた。

GMでは今後、内燃エンジンの改良に引き続き取り組んでいく方針を示すとともに、実際のガソリン消費量を減少させるために現時点で最善かつ最短の解決策であるエタノールに代表されるバイオ燃料についても、ガソリンの代替燃料として使用する取り組みを強化する。

米国内でのE85対応車の生産台数はGM1社だけで300万台を超え、自動車メーカーの中で最多となっている。

さらに今後2年間、平均3か月に1台のペースで新型ハイブリッドモデルを導入する計画だ。

予定車種はサターン『ビュー』、オーラ『グリーンライン』、シボレー『マリブ』などで、今年はすでにシボレー『タホ』、GMC『ユーコン』の2モード・ハイブリッドモデルを導入した。

ガソリン対応モデルと比較し、市街地走行で50%の燃費向上を実現する。

来年は、キャデラック『エスカレード』、シボレー『シルバラード』、GMC『シエラ』といったフルサイズ・ピックアップトラックの2モード・ハイブリッドモデルを導入する予定。

GMでは、シボレー『ボルト』や燃料電池自動車といった電気自動車の開発も加速する。今年、最先端バッテリーに関する開発契約を2社と締結、8月にはA123Systems社と契約を結び、シボレーボルト用のEV(電気自動車)レンジエクステンダー型パワートレインに特化したバッテリーの開発を加速する計画だ。

《レスポンス編集部》

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