昭和シェル石油が発表した1 - 3月期(第1四半期)の連結決算は、経常利益は前年同期比100.1%増の182億円となり、倍増した。ただ、在庫評価の影響を除いた原価で算出した場合、実質的に減益だった。
売上高は同11.3%増の8105億円と大幅増収だった。販売数量はガソリン消費抑制や省燃費志向の高まり、暖冬の影響で減少したものの、ガソリン価格を引き上げた影響で増収だった。営業利益は同91.7%増の166億円、当期純利益は同119.1%増の109億円だった。
通期業績見通しは原油価格が高騰しているほか、為替も変動しているため、売上高を2兆9300億円から3兆1400億円に上方修正した。収益見通しは前回発表したものを据え置いた。