フリースケール、オートモーティブ・コンピタンス・センターを開設

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フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、中部圏における自動車向けビジネスの拡大に伴って「名古屋品質・テストセンター(NQAT)」を移転・拡張し、「オートモーティブ・コンピタンス・センター(ACC)」として開設すると発表した。

NQATは、対象製品を高集積のアナログ製品やマイクロコントローラに拡張する。ACCでは、機能安全やAUTOSAR準拠ソフトウェアの実装・評価・検証を行う。

同社は世界最高水準の品質を持つ日本の自動車メーカーの要求に応えるための拠点としてNQATを2005年に愛知県安城市に開設した。これによってフリースケールの中部圏における車載半導体ビジネスは約3倍に拡大しており、品質管理へのニーズも拡大している。

今回の拡張では、アナログ製品の新プロセスに対応した検査装置を導入し、拡大するセーフティやボディ・コントロール向けの高集積アナログ製品ビジネスをサポートする。また、ボディ・コントロールやパワートレインなど、マイクロコントローラを中心としたビジネスも、中部圏での今後の成長が見込まれている。

これらのビジネスをサポートするため、マイクロコントローラの初期不良解析を検証する設備を導入し、万一の不良も早期解決できる体制を整える。

新設するACCは、世界で実績のあるフリースケールの製品および先進技術を基に、日本の市場要求に合った機能安全の実現やソフトウェア開発の標準化に向けて、リファレンス・プラットフォームの開発・実装・評価・検証を行う技術拠点となる。

安全への要求はますます高まる傾向にあり、部品単体の安全性だけでなく、システム全体の機能安全が求められており、これらのニーズに対応していく。

《レスポンス編集部》

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