トヨタ新型『アルファード』/『ヴェルファイア』の2列目シートには、3人掛けのベンチシートと1名ずつセパレートされたキャプテンシートが用意されている。キャプテンシートは先代にも用意されていたが、新型では快適性をより高めた2種類のシートが用意された。
チーフエンジニアを務めた中越裕三さんは「7人乗りのアルファード/ヴェルファイアに採用される「リラックスキャプテンシート」は、調整が手動となりますが、足を伸ばして座ることができるオットマンが装備され、800mmのロングスライドが可能となっています。一番後ろまで下げれば、広大なレッグスペースを作ることができますので、先代よりも快適性を大幅に向上させています」
「3人掛けのベンチシートは片手で持ち上がるチップアップ機能が付いていますので、荷室を大きく使いたい方には8人乗りがおすすめです。今までは8人乗りのほうが売れていましたが、今度のアルファード/ヴェルファイアでは7人乗りの比率がだいぶ増えると予想しています」
「また、3列目もバックレストの高さを拡大していますので、座り心地を向上させています。3列目の格納は従来と同じ跳ね上げ式を採用していますが、スプリングを内蔵し操作力を軽くしていますので、女性の方でも楽に行なうことができるようになりました」という。
先代に設定されていた回転対座シートは廃止されてしまったが、快適な座り心地を実現したリラックスキャプテンシートは2.4リットル車でも選ぶことができるので、確かに新しいアルファード/ヴェルファイアは7人乗りの人気が高まりそうだ。