東洋ゴム工業は、タイヤ事業のグローバル供給体制を強化するため、アジアにタイヤ新工場を建設すると発表した。
同社は北米工場の生産能力を増給を決めたが、今後予想される世界的な需要の増大には、既存工場の増産だけでは対応しきれないと判断、グローバル生産体制を構築するため、アジアに新たなタイヤ工場を建設する。
新工場はアジアを含む全世界市場向けの輸出拠点として、タイヤ事業の成長とコスト競争力強化を図る。
建設地はアジア各地から選定し2010年度中の完成を目指す。総投資額は約240億円の予定。これによって乗用車用タイヤを中心に2011年度には年間約400万本の生産体制を構築する。