【PENTAX K200D使ってみた(3)】K20Dよりも一回り小さいボディゆえのハンドリングの良さ

自動車 ニューモデル 新型車
【PENTAX K200D使ってみた(3)】K20Dよりも一回り小さいボディゆえのハンドリングの良さ
【PENTAX K200D使ってみた(3)】K20Dよりも一回り小さいボディゆえのハンドリングの良さ 全 10 枚 拡大写真

バッテリーグリップは長時間撮影に便利なアクセサリー

PENTAX『K200D』には、アクセサリーとしてバッテリーグリップ『D-BG3』が用意されている。『K100D』では、撮影の終盤に電池切れとなるケースが多かっただけに、モーターショー撮影では大助かりのアクセサリーだ。また、人物撮影が多いと縦位置を多用するため、縦位置グリップがあれば撮影の負担を減らすことができる(縦グリップなしで長時間縦位置撮影をするのはかなり疲れる)。

バッテリーグリップにはカメラ本体と同様に単3電池が4本収納できる。なお、『K10D/K20D』用の『D-BG2』とは異なり、グリップ内にSDカードやリモコンの収納はできない。PENTAXのバッテリーグリップは見た目的にも本体とのマッチングに優れるが、D-BG3は縦位置で構えると樹脂がむき出しのため右手が滑りやすい。グリップ部分にラバーを貼ってくれればなおありがたい。

また、エントリーモデルとしてはクラスで唯一防塵防滴ボディを採用しているのK200Dのセリングポイント。バッテリーグリップとスター(★)レンズとの組み合わせなら、システム全体で防塵防滴となる。SDカードのカバーにも当然シーリングが施されているのだが、SDカードの取り出し口部分のシーリングが若干きつく、SDカードの取り出しがしづらいことがあった。

◆K20Dよりも一回り小さいボディゆえのハンドリングの良さが生きる

前回K20Dを使い、今回K200Dを使うに当たり、機能や画質に大きな差があるのでは、という懸念を当初は抱いていたのだが、実際に使ってみてその不安は見事に払拭された。

ライブビューや小型軽量化など、派手なアピールポイントは見あたらないK200Dだが、AE・AWB・画質など、カメラとしての基本性能はK100Dから大きく進化しており、撮影効率はK20Dと遜色ない印象だった。K10DとK100Dとではその作り、機能においてハイアマ機と初級機という歴然とした差があったが、K20DとK200Dとではそこまで大きな差はない。

そしてK200Dには、一回り小さいボディや入手しやすい単三電池といった「手軽さ」がある。K20Dの圧倒的な解像感は魅力だが、ことモーターショー取材の現場ではその高性能を使いきれる場面が限られるのは確か。K200DはRAWで撮っても1020万画素で、この程度のサイズなら性能の限られるモバイルノートでもなんとか扱えることもあって、トータルなハンドリングの良さはむしろK20D以上かも知れない。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  4. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  5. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る