沖電気、半導体事業をロームに売却へ

自動車 ビジネス 企業動向

沖電気工業は、半導体事業をOKIセミコンダクタに分社化した上で、分社化した会社の発行済み株式の95%相当をロームに売却することで基本合意した。

沖電気では、抜本的な経営改革を推進しており、この中で、半導体事業の位置づけについても社内で検討を進めてきた。一方、ロームでは、競争優位性のある幅広い製品ポートフォリオを持った垂直統合型(IDM)半導体企業として発展することによる企業価値向上の機会を継続して検討してきた。

今回の合意は、こうした両社の状況を背景に合意した。

沖電気の半導体事業は、ロームが取扱う製品との重複が比較的少なく、相互補完による相乗効果が得られると判断した。

具体的には、沖電気の半導体事業の強みである低消費電力技術・高耐圧技術・デジアナ混載技術・小型実装技術などを活かした競争優位性のある製品については、そのノウハウを長年にわたり蓄積してきた半導体事業のファブを最大限活用する一方、システムLSI・ロジックLSIをはじめとする比較的新しい製品で外部のファンダリに依存しているものについては、ロームの最先端製造プロセスを活用するなどの施策を通じて、両者の強みを活かした積極的なシナジー効果を追求していく。

また、両社の国内外の営業ネットワークや技術・品質サポートネットワークも相互に活用することで、販売力の強化も図れるとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 40アルファードの静粛性が一変!調音施工で快適性が飛躍的に向上
  2. トヨタ カムリ 新型、全車ハイブリッドに…今春米国発売
  3. 【ホンダ N-BOX 新型試乗】アイデアの詰まった使い勝手はまさに「ニッポンの国民車」だ…中村孝仁
  4. シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
  5. レゴ ブロック初心者再び! セナが愛用した「マクラーレン MP4/4」を組み立ててみたら感激した
  6. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  7. [15秒でわかる]トヨタ『4ランナー』新型…オフロード仕様のTRDプロを設定
  8. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  9. ジムニー愛好者必見! ベルサスVV25MXが切り拓く新たなカスタムトレンドPR
  10. マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
ランキングをもっと見る