BMWのデザイナー、ポータブル浄水機を考案…国際的環境賞受賞

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BMWのデザイナー、ポータブル浄水機を考案…国際的環境賞受賞
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BMWグループのデザイナー、シュテファン・オーグスティン(Stephan Augustin)氏は、低コストのポータブル浄水機「ウォーター・コーン」を考案し、このたびブリュッセルにて、国際的環境賞を受賞した。

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ブリュッセルの国際評議会は、オーグスティン氏に対し、2007年度ナショナル・エナジー・グローブ・アウォード(National Energy Globe Award)を授与。授賞セレモニーには旧ソ連元書記長のミハイル・ゴルバチョフ氏、欧州議会委員長ジョゼ・マヌエル・バローゾ氏、元国連事務総長コフィ・アナン氏らも出席した。

ウォーター・コーンは、海水や半塩水をろ過するソーラー式の円錐形(コーン)浄水装置。プラスチック製のコーンは外板が頑丈なため、水上、陸上どちらでも使用できる。

耐磨耗性があり、UV(紫外線)カット加工された頑丈なベイヤー・マクロロン・ポリカーボネートで作られ、最低でも5年間機能する。また、BMWの風洞で実験した結果、ウォーター・コーンが最大風速55km/hでも問題なく機能することが分かり、天候条件に左右されることがほとんどないことが明らかになっている。

蒸留のしくみは、太陽光線により蒸発したウォーター・コーン下の水をコーン内側の面に結露させ、水滴は集水機内に蓄積する。ろ過された水はウォーター・コーンのふたを開ければすぐに注ぐことができ、また、直接飲むこともできる。

ウォーター・コーンを使用することで、1日あたり約1.6リットルの飲料水を確保することができる。アジア、アフリカ、南アメリカの沿岸部に暮らす人々も、海水から飲料水を生成することができ、さらに、河川の流域近くで使用すれば、重金属やその他の汚染物質を排除することもできるという。

CAREドイツは、イエメンで年に3日しか雨が降らない沿岸の村、ザンジバリーにおいてパイロット・プロジェクトを実行した。ドイツのTUVがその水質を検査した結果、まったく問題ないことが実証され、村の人たちには、ウォーター・コーンの飲料水の方が市販されている水よりもおいしいと好評だったという。

オーグスティン氏は「自分の持ち合わせた専門的知識や経験を活かし、デザインを実際に形にすることを通して、飲み水に困っている人たちに人道的支援をしたかったのです。」と述べている。

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