米新車販売5月、10.7%減で続落

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米新車販売5月、10.7%減で続落
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事前のアナリスト予測で「平均10%台の下落も」と言われていた5月の全米新車販売台数。結果はほぼ予測通りの10.7%減となった。中でもデトロイト3はGMとクライスラーグループで20%以上ダウン、と相変わらずの厳しい状況が続いている。

5月の販売落ち込みがもっとも激しかったのはGMで27.5%減。クライスラーは25.4%減、フォードモーターは15.9%減となった。このほか落ち込みが激しかったメーカーはいすゞの27.9%、三菱23.6%、ポルシェ16.5%など。

日本のメーカーは、トヨタ自動車が4.3%減となったが、ホンダは15.6%増、日産も8.4%増を記録した。その他スズキは1.7%増、スバルは13.2%増、マツダも4.2%増と、コンパクトクラスの乗用車が占める割合の高いメーカーの健闘が目立った。

また5月期に売り上げを伸ばしたのはダイムラーで、なんと12.4%増。これにはスマートの大成功も寄与している。

しかし5月の新車販売台数総数は、139万7410台で、年間ベース換算で1400万台。これは年初に予想されたもっとも悲観的な数字さえも下回る、まさに自動車不況。

また特筆すべきは、1991年以来単独モデルとして常にベストセラーの地位を保ってきたフォード『Fシリーズ』がトップの座から転落。ホンダの『シビック』、『アコード』、トヨタの『カローラ』、『カムリ』の4つのモデルの売り上げがFシリーズを上回った。

また日産『アルティマ』、シボレー『マリブ』、フォードの『フォーカス』、『フュージョン』も好調で、コンパクトかつ燃費の良い車の売れ行きは伸びていることがさらに明確となった。

一方で、フルサイズトラックはフォードFシリーズが30%、シボレー『サバーバン』、『タホ』、『シルバラード』がそれぞれ40%以上の大下落。トヨタでも『タンドラ』の売り上げが31.5%のマイナス、日産『タイタン』は55.8%マイナス、とまさに惨敗状態だった。

このほか、ポルシェに代表されるラグジュアリーブランドの下落も目立ち、米景気の先行き不透明感がますます増した結果となった。

夏から秋にかけての新年度モデルの売り上げに注目が集まるが、こうした傾向が続けば年間1500万台に達しない可能性は非常に高く、各メーカーのさらなる生産下方修正が続きそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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