検察事務官を恨み、襲撃 男を逮捕

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4日早朝、千葉県旭市内の市道で、検察庁・千葉地検に検察事務官として勤務する男性がクルマで道を塞いでいた男に襲撃され、顔面などを殴打され、重傷を負う事件が起きた。警察は翌5日に出頭してきた54歳の男を傷害などの容疑で逮捕している。

千葉県警・旭署によると、事件が起きたのは4日の午前6時35分ごろ。旭市清和甲付近の市道で、道路を塞ぐように停車していたクルマの運転者に対し、現場を通り掛かった57歳の男性が注意しようとしたところ、このクルマに乗っていた男の襲撃を受けた。男性は顔面を10回ほど殴打され、鼻骨を折る重傷を負った。男は男性が乗るクルマのキーを奪い、そのまま逃走した。

被害を受けた男性は千葉地検に検察事務官として勤務しており、警察では何者かが男性を狙って事件を起こした可能性が高いと判断。傷害事件として捜査を開始したが、翌5日になって同署へ54歳の男が出頭。「自分がやった」と容疑を認めたため、傷害と窃盗の容疑で逮捕している。

後の調べで、被害を受けた事務官は、逮捕された男が約5年前に起こした交通事故の捜査を担当していたことが判明。男は実況検分などに納得せず、事務官に対して「調書を見せろ」などと執拗に要求していた。

今回の犯行について、男は「当時の対応に納得が行かなかった」、「積年の恨みを果たしてやった」などと供述しているという。警察では男が事務官を追跡するなどして、通勤経路を調べ上げたものと推測。動機などについて引き続き男を追及している。

《石田真一》

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