大同特殊鋼、ダイカスト金型鋼を新開発---鋳造時間を短縮

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大同特殊鋼は、ダイカスト鋳造のハイサイクル化や商品の鋳造組織微細化および金型寿命向上に適した高熱伝導率ダイカスト金型用鋼『DHA-Thermo』を開発し、7月から発売する。

DHA-Thermoは、熱の逃げが早く、冷え易さに優れた国内初の高硬度ダイカスト金型用鋼。熱伝導率は、広く使用されている「SKD61」(JIS鋼)の約2倍と高く、金型を早く冷やすことが可能で、鋳造時間を10%短縮することが可能だ。

自動車部品の製造に多用されるダイカスト鋳造法は、溶かした金属(主にアルミ系)を金型によって短時間のうちに固める製造方法で、従来から鋳造生産性の向上、商品の品質向上、コスト低減が重要な課題だ。

特に鋳造生産性を向上する「ハイサイクル化」については、現状限界に近づいており、熱伝導率が高く、熱引き性能に優れたダイカスト金型用鋼が求められていたが、新製品はこれに対応した。

売上げ目標は2009年度に2億円を見込んでいる。

《レスポンス編集部》

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