【カーナビガイド'08夏】GARMIN nuvi250「コンテンツや地図の追加で機能アップ」…神尾寿

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【カーナビガイド'08夏】GARMIN nuvi250「コンテンツや地図の追加で機能アップ」…神尾寿
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バージョンアップでソフトウェアの機能向上や修正プログラムも

nuvi 250などガーミンのPNDは、PC連携の機能も充実している。

製品にはPC接続用のUSBケーブルが同梱しており、パソコンでダウンロードした無料のトラベルガイドデータやオービスデータなどをインストールして機能アップを図ることができるのだ。さらにソフトウェアの機能向上や修正プログラムも専用サイトからダウンロードすることが可能であり、きめ細かく機能向上が行われている。このようなフットワークのよさは、PNDならではの利点と言えるだろう。

◆SDカードを挿すだけ、特別な設定は不要

海外での使い方は簡単で、ヨーロッパ版の地図が収録されたマップソースSDカードをスロットに挿すだけ。地図はプラグ&プレイで認識するので、本体を再起動する必要はない。なお、マップソースの価格は地域によって異なり、およそ1万 - 4万円程度。なお、正規輸入代理店のいいよねっとではヨーロッパ版を3万9900円で販売している。

3月に実施されたGPSチップのソフトウェア・アップデート(いいよねっとのHPからダウンロードが可能)により、自車位置を検出する時間は大幅に短縮されている。到着地予想時刻を出すためには時間あわせが必要だが、これもメニュー画面の「時間」からタイムゾーンを選択すればよい。サマータイムの有無も選ぶことができる。

音声案内は現地の道路環境に合わせた対応をおこなっている。たとえば、ロータリー式交差点。とくにヨーロッパの場合、ちょっと郊外に出れば、ほとんどの交差点はロータリーになる。5叉・6叉のロータリーも少ないから、「右です」「左です」の案内では間違えてしまう。しかも街路灯がない交差点も多く、どこを曲がればいいのか迷ってしまうこともしばしば。だがnuviは「2番目を右折です」というように曲がるべきポイントを数字で示してくれるので、間違えずに済む。

また、ナビの機能とは直接関係ないが、上位機種のnuvi360にくらべて音声案内がより日本語らしい発音になっているので、聞き取りやすさが向上している。こういった細かな分で改良が加えられているあたりも、GARMINならではといえる。

◆小さくて賢い、万人向けのPND

先代nuvi360と同様に、PNDとして誕生し、独自の進化をしてきたnuvi 250は、コンパクトさを最大限に引き出した使いやすさを実現している。PNDの強みである低価格にもさらに磨きがかかり、コストパフォーマンスの高さは折り紙付きだ。

ワンセグ対応といった見た目の派手さはないが、シンプルで“基本性能の高いカーナビ”がほしい人にはうってつけの一台になっている。また、価格が安いので、セカンドカー向けのナビとしても最適だろう。初めてPNDを買う人から、以前からカーナビを使っていた人まで、万人に薦められるPNDと言えるだろう。

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《神尾寿》

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