タイヤ脱落を起こしたトラック、過積載を日常的に行っていた

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今年4月、静岡県牧之原市内の東名高速道路下り線を走行中の大型トラックからタイヤが脱落し、上り線の観光バスを直撃、運転手を含めた8人が死傷した事故に関連し、静岡県警は23日、このトラックを運転していた男と、勤務する会社の幹部を過積載の容疑で容疑で逮捕した。

静岡県警・交通指導課によると、問題の事故は今年4月11日午前に発生した。牧之原市坂部付近の東名高速道下り線を走行していた大型ダンプトラックの左後輪タイヤ(ダブルタイヤ構造)のうち、前部外側のタイヤが脱落。タイヤは下り線を滑走した後、中央分離帯を飛び越えて、直後に上り線の第2車線(追越車線)を走行してきた大型観光バスに衝突した。タイヤは前部ガラスの右上部を突き破って57歳の運転手を直撃。この運転手が死亡したほか、乗客7人が軽傷を負っている。

事故は過積載が原因で発生したとみられ、押収した運行記録などの分析を進めたところ、事故を起こしたトラックが所属する会社は以前から過積載運行を頻繁に行っていたことが判明した。

また、法令で定められた運行管理者を選任せず、この会社で専務を務める60歳の男が過積載運行を容認していたと判断。運転手とこの男を道路交通法違反(過積載)の容疑で逮捕している。

《石田真一》

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