三菱商事、米国ガスマーケティング会社に資本参加

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三菱商事は、米国でガスマーケティング事業を展開しているシーマ・エナジーのリミテッド・パートナーシップ持分34%を、個人パートナーの持分保有会社であるシーマ・エナジー・ホールディングスから取得したと発表した。

株の取得は、全額出資子会社の米国三菱商事とMCグローバルガス(MCGG)を通じておこなわれた。

三菱商事として初めて同市場に本格的に進出する。また、三菱商事は2009年1月から米国テキサス州のFreeport LNG 受入基地の使用を開始するが、同基地に持ち込む液化天然ガス(LNG)を再気化した天然ガスについても、シーマが米国内で販売する。

三菱商事は、2006年からオマーン国のカルハットLNG社との長期LNG売買契約に基づいてオマーン産のLNGを日本を含む極東市場、米国市場にて販売している。各市場の需給/価格変動に対応した柔軟なLNGカーゴ仕向先の決定を可能にするためには、米国でLNG再気化ガスの高い販売能力を持ち、いつでも米国にLNGを持ち込むことが出来る柔軟な受入体制を構築する必要がある。

加えて米国向けを予定していたLNGカーゴを他市場に仕向け直す場合、米国内需要への代替供給となる国産ガスを調達出来る能力を持つことも重要で、シーマ社をパートナーとすることでこれら機能が補完されると、している。

これまで三菱商事は、上流のガス田開発から、LNG液化プラントへの投資・操業、LNG船による輸送、LNG受入基地に至るまでLNG事業のバリューチェーンを伸ばしてきたが、シーマ社を通じて米国下流市場に参入することで、バリューチェーンを延伸する。

《レスポンス編集部》

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