三菱ふそうトラック・バスは、11日から開幕した「第16回インドネシア国際モーターショー」(7月11 - 20日:ジャカルタコンベンションセンター)に、未来の都市型ダンプ『CANTER ECO-D』(コンセプトモデル)を出展した。
CANTER ECO-Dは、昨年の東京モーターショーでデビューしたコンセプトモデルで、海外での公開は今回が初めて。未来の都市型ダンプとして周辺環境への配慮を考えた「静かなダンプ」として開発し、独自のハイブリッドシステムを応用・発展させ、騒音・振動などの生活環境への影響に配慮した他、排出ガスやCO2の低減も実現する。
同社は1972年からインドネシア市場に参入、現在では同社にとって第一の輸出国であり、2008年1 - 5月は1万8528台を販売、前年同期比72%増を記録している。同社が約60%近くのシェアを持つ同市場では、小型トラックを中心にフルラインで販売しており、過去5年間で17万台以上販売している。また、昨年12月には総代理店の現地企業P.T. Krama Yudha Tiga Berlian Motors (PT KTB)の株式を18%取得し、事業基盤を強化している。
三菱ふそうのカイ・ウーヴェ・ザイデンフース海外販売本部長は「市場の状況が改善傾向にある中、製品ラインアップの充実、事業への投資などインドネシア事業をあらゆる面で強化し、今後も最高品質の製品・サービスをお客様に提供していきます」と述べている。