日産自動車は、7月15日からフォークリフトの国内販売価格を値上げすると発表した。値上げ率は4.8 - 6.3%となる。
同社のカルロス・ゴーン社長は、記者会見などで、原材料価格の高騰を受けて「(価格値上げの)選択の余地は無い」と乗用車の値上げを示唆しながらも「市場のリーダーが動くべき」と述べ、トヨタ自動車に値上げを促してきた。
依然としてトヨタは価格を据え置いているが、トラック・バスが相次いで一斉値上げしている中で、日産はまずフォークリフトを値上げする。
日産では、フォークリフトの値上げについて、材料市況の高騰は一過性のものではなく、今後も上昇が見込まれ、これに伴うコスト高を吸収するための努力を重ねてきたものの、高品質の商品を提供し続けるため、今回必要最低限の値上げを行うとしている。