河西工業、インドネシア合弁を子会社化 経営の主導権を掌握

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河西工業は、マレーシアのTeck See Plastic社とアセアン地域での提携を強化するため、インドネシア共和国のTeck社のグループ会社に出資し、製造拠点を設立することで合意した。

河西工業は2007年3月にTeck社とタイで合弁会社を設立したが、自動車需要の拡大が今後も見込まれるアセアン市場で域内での事業基盤を一層強化し、顧客ニーズに応えていくとともに、日本を含むアジア地域への部品供給体制を整えていくため、強力な提携関係を築く。

Teck社のインドネシアでのグループ会社であるP.T.オリエンタル・マニュファクチャリング・インドネシア(OMI)が発行する第3者割当増資の大半を河西工業が引き受けることでOMIへの出資比率は51%となってマジョリティを取得、社長も河西工業から派遣する。

河西工業出資後の社名はP.T.カサイ・Teck See・インドネシア(仮称)となり、河西工業にとってアセアン地域でタイに次ぐ重要生産拠点となり、大型成形機を導入して河西工業の品質、技術支援の下に、インドネシアの日系カーメーカー拠点向けにドアトリムを中心とする内装部品を納入する。日本及びアジア地域への構成部品の輸出基地としての役割も担う。

《レスポンス編集部》

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