川崎重工は、オフロード法排出ガス基準値に適合し、作業環境と安全性を大幅に向上した新型ロードホールダンプ『MX80』を7月17日から発売すると発表した。
新型ロードホールダンプは、坑内の狭い作業空間の環境改善のために、COやNOx、黒煙など有害な排気成分の少ない高出力新型ディーゼルエンジンを採用した。「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」(オフロード法)の排出ガス基準をクリアしており、ROPS(転倒時保護構造)、FOPS(落下物保護構造)および冷暖房を備えたオペレータキャビンを標準装備し、運転者の安全性と居住性を改善した。さらに、フェイルセーフの観点から湿式ネガティブブレーキを採用、走行中にエンジンやブレーキ油圧系統が破損した際にも安全に停止できる。
また、新油圧システムの採用や積載容量のアップにより作業効率の向上と低燃費を実現するとともに、主要部品は、同社製ホイールローダと共通化することで、迅速で充実したサービスを提供できるようになったとしている。