危険な穴は1600か所! 場所をネットで公開

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
危険な穴は1600か所! 場所をネットで公開
危険な穴は1600か所! 場所をネットで公開 全 4 枚 拡大写真

イタリアの保険会社による業界団体ANIAは、国内の道路上にある危険な穴1600か所をインターネット上で公開した。データが公開されたのは、同団体が事故多発地点告知のために昨年から運営しているウェブサイト「ブラックポイント」。

ページ内のグーグル地図上に危険ポイントが表示される。データはトムトム、ガーミンなど欧州で普及しているPNDタイプのカーナビ4機種にダウンロードも可能だ。一般ドライバーからも、危険な穴がある地点を知らせることができる。

ANIAによると、大都市で危険な穴が最も多いのはローマの260地点で、続いてミラノの205地点、ナポリの141地点。

同じくANIAによると、イタリアでは道路の穴に起因する保険金請求が1日あたり2件ある。また裁判も多数起こされるが、7割はドライバー側の敗訴に終わるという。今回の試みは、こうした混乱を少しでも抑止しようと考案された。

イタリアの道路補修は近隣諸国と比べて立ち遅れている。高速道路では、近年の経済発展を基にインフラ整備を進めている東の隣国スロヴェニアよりも見劣りすることさえある。一般道路では、管理者によってようやく対処が必要と認められても、長い間車線規制をした末に簡単な工事で終わらせることが多い。都市部では、古い石畳の上に簡単なアスファルト舗装を施してしまい、それが剥げてくるのも凸凹を助長する原因となっている。

ちなみに同サイトには、問題が解決した箇所を告知するページ「ホワイトポイント」も設営されている。それからすると「ブラックポイント」は、1日も早く用がなくなって閉鎖されることを願うページといえるかもしれない。

URL
http://blackpoint.smaniadisicurezza.it/

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 6年ぶりビッグネーム復活!? 新開発のV12エンジンが搭載されるフラッグシップGTとは
  2. トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
  3. VW『ゴルフ』改良新型、新PHEVはEVモード143kmに拡大…欧州受注スタート
  4. 街乗りでも効果絶大! アライメント調整で車の走行性能をアップさせる方法~カスタムHOW TO~
  5. 「トゥクトゥク通学」学生の問題意識から生まれたレンタルサービス、実証試験を開始
  6. トヨタ紡織が「FCアシスト自転車」など、カーボンニュートラルに向けた製品・技術を展示へ…くるまのテクノロジー展2024
  7. 『セリカ』はGRで復活か? エンジンは?---トヨタの名車が再登場へ
  8. BMWが14車種の新型車を発売へ…『X3』や『1シリーズ』に新型 2024年
  9. スマホ音楽を高音質で再生! オーディオテクニカ「AT-HRD100」「AT-HRD300」発売
  10. ポルシェ『カイエン』に「ターボナイト」の内外装が登場…米2025年型
ランキングをもっと見る