三井造船、安全研修センターを開設…体感コーナー設置

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三井造船は、千葉事業所内に同社従業員と子会社・協力会社従業員の事故・災害・不安全行動の防止を目的とした「安全研修センター」を開設した。

同センターは、製造現場で起こる危険・不安全行動を実際に目で見たり、体感することで危険予知能力を高め、事故・災害の防止を図る。

製造現場では団塊の世代の大量退職による人材問題に対処するため、採用人数を増やしており、若手従業員の割合が増加している。特に現場経験の浅い若手従業員に対して、センターで研修を行うことで危険予知能力の向上を図り、安全な職場作りを目指す。

センターは、千葉事業所内に開設、建物内部に製造現場で起こる様々な危険を疑似体験できる「危険体感コーナー」を設置する。危険体感コーナーは、これまで発生した災害の原因として多い「墜落・転落」や「挟まれ・巻き込まれ」の原因となる事象を擬似的に発生させる設備を設置し、脚立が不安定な状態や、荷物と吊り上げるワイヤーに手が挟まれることなどを実際に体験できる。

センターには、専任のトレーナーを2人を配置し、1日2グループ(1グループ6人)ずつ体感研修を行なう。対象は、製造現場で安全教育や作業指示を与える立場の主任、作業長および全ての従業員(子会社・協力会社従業員を含む)。

センターは5月末に開設し、これまでに318人への教育を行い、今後8 - 11か月間で2200人へ安全研修を行う予定。

《レスポンス編集部》

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