JAL国際線、3クラス同時に新型シート登場

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JAL国際線、3クラス同時に新型シート登場
JAL国際線、3クラス同時に新型シート登場 全 19 枚 拡大写真

主要な航空会社では自社のブランド向上や利用促進を目指すための、シートをはじめとする機内設備や空港施設(ラウンジやチェックインカウンターなど)のデザインアップを図りつつある。

日本航空(JAL)でも商品力アップのための努力が続く。来る8月1日の成田/ニューヨーク線から、ファーストクラス、エグゼクティブクラス、そしてエコノミークラスの国際線用3クラスに新型シートが登場する。

同時に国内線の上級エコノミークラスシートとして好評のプレミアムエコノミークラスシートも備え、合計246席の4クラスシートが実現することになる。機体も新造のボーイング「B777-300ER」型機。ビジネス客を中心にリピーターの多いJALの主力路線ならではの、デザイン性と使い勝手に配慮した新型シートの登場である。それぞれのシートの特徴について触れてみよう。

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ファーストクラス『JALスイート』

大方の航空会社においてファーストクラスのシートといえば、そのエコノミークラスの約2倍近い幅広サイズとフラットに近いリクライニング性能があるものの、隣席とのプライバシーやシート回りの使い勝手はいま一歩というのが通例であった。

今回JALスイートに採用したのが、プライベートの空間を実現するための大型シェルを装備。“半個室”スタイルの広いスペースを実現している。大きさは既存のファーストクラスシートである「ニュースカイスリーパーソロ」との比較で、約20%の占有面積がアップ。長距離路線ならではの快適な眠り実現のために、長さ約199cm、幅約84cmというシングルベッド並みのスペースを実現しているのが売りとなる。

これに窓際を指定すれば、完全に1席のみのプライベート空間が実現。また同伴者がいる場合は、電動プライバシーパーティションを降ろすことで食事や語らいが楽しめる、中央の並び席が用意される。

前後の座席ピッチも約211cmを確保するなど、エコノミーシート前後3列分くらいの大きさを備えている。これに食事や仕事に使いやすいスライド式の大型テーブルやクラス最大級の19インチ個人用モニターも整う。配置される座席数は、わずか8席のみの特別スペースとなっている。

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《浜田拓郎》

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