TOYO Winter TRANPATH MK4…トレッドパターンもインとアウトで大きく異なる

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TOYO Winter TRANPATH MK4…トレッドパターンもインとアウトで大きく異なる
TOYO Winter TRANPATH MK4…トレッドパターンもインとアウトで大きく異なる 全 10 枚 拡大写真

東洋ゴム工業(TOYOタイヤ)が16日に発表した、アイススケートリンクのような低ミュー路面でもグリップ力を発揮する、ミニバン専用スタッドレスタイヤの新製品「Winter TRANPATH MK4」。同タイヤの特徴である「トリプルトレッド構造」のトレッドパターンについて紹介。

トレッドパターンもコンパウンド構造と同様で、イン側がブレーキング重視、アウト側がコーナリング重視となっている。

イン側から見ていくと、もっとも内側(ショルダー部分)に施されているのがトゲトゲ形の「ライトニングカッター」。アイス、スノー性を向上させる。それよりも中央寄りにあるのが、横方向に走っている波形の「ブレーキングサイプ」だ。縦方向に強く、アイス路面での発進や制動などを向上させる。また、ブレーキングサイプの施されているブロックの際符断面形状には、「3Dミニバングリップサイプ」を採用。ブロック壁面に凹凸があり、前後負荷時に凹凸部がかみ合うことで前後のブロックの倒れ込みを抑制するという仕組みだ。

アウト側中央寄りには、波形が施されたブロックが点対称に配置されている「360度サイプ」。横方向に強く、アイスのコーナリング性を向上させる。外側は、斜めに波形が走っている「アーマーサイプ」。コーナリング性とワンダリング性を向上させる。また、アウト側のブロックの際符断面形状として採用されているのが、「3Dグリップサイプ」。アイスのコーナリング性向上と、偏摩耗抑制を目的としている。

また、イン・アウト両サイド共通なのが、アイスとスノーのコーナリング性を向上させる縦(円周)方向の溝「トリプルコーナリンググルーブ」だ。そして、横方向の溝がシャーベット廃雪性を向上させる「スラッシュスリット」。それらの溝の底には操縦安定性の向上と偏摩耗抑制を目的とした「溝底補強ブロック」が採用されている。

これらにより、先代「Winter TRANPATH MK3」と比較して、9項目中6項目で大きく性能が上回っている。

《デイビー日高》

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