【新聞ウォッチ】新日鉄工場火災、気になる自動車への影響

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年7月30日付

●内閣改造8月上旬にも(読売・1面)

●WTO交渉決裂、長期凍結不可避(読売・1面)

●「車離れ」鮮明に、国内販売6社マイナス、上半期(読売・8面)

●8月ガソリン価格180円台後半に(読売・9面)

●製造業覆う供給不安、新日鉄火災、全面復旧は未定(朝日・11面)

●レクサス4車種、米市場で値上げ、トヨタ(毎日・8面)

●三菱自が黒字決算4 - 6月期(産経・7面)

●スタイリッシュ アウディが高級ステーションワゴン(産経・7面)

●ガソリン割引券プレゼントきょうから第2弾、ヨーカ堂(東京・8面)

●もみじマーク義務化、高齢ドライバー道険し(東京・10面)

●家電大手 明暗4 - 6月期ソニー、純利益47%減 松下は86%増益(日経・3面)

●車世界販売米国勢が後退、フォード4位転落、3位はVW(日経・11面)

ひとくちコメント

29日早朝に発生した新日鉄八幡製鉄所(北九州市)のコークス工場の火災は一昼夜炎を上げ続けた管内のガスが燃え尽き、ほぼ鎮火した模様だが、気になるのは操業停止により、自動車産業などへの影響である。

きょうの毎日などによると、同製鉄所では自動車用薄板など高級鋼材を生産。昨年度の鋼材生産実績は422万トンで、新日鉄全体の12%に当たるが、火災の影響は「最大で1万トンの減産でとどまる見通しで、関係者は胸をなでおろした」と報じている。

鋼材の供給先のトヨタ自動車も「一両日の供給停止なら問題ない」としているが、鋼材値上げは安定供給を前提とするだけに、今後の交渉に何らかの影響を及ぼす可能性がある。一方で、朝日は「火災現場のコークス炉は復旧のメドが立っていないため、自動車メーカーなど鋼材ユーサーの間に不安が広がる」と伝えている。

ただ、ガソリン高などで米国輸出や国内の販売が失速しており、自動車各社は夏期休暇に合わせた“減産”も視野に入れていることも不幸中の幸いか?

《福田俊之》

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