川崎重工、住金小倉から高炉用炉頂圧回収発電設備を受注

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川崎重工は、住友金属小倉から、発電能力9840kWの第2高炉用炉頂圧回収発電設備を受注したと発表。設備の完成は2009年12月の予定。

炉頂圧回収発電設備は、製鉄所の高炉から発生する高炉ガスの圧力をタービンにより、電気エネルギーとして回収するもので、高炉ガスの有効利用が可能で省エネ効果が高いのに加え、高炉ガスをタービンで回収する際の騒音低減や除塵などの機能も備えており、環境対策にも効果があることから、日本国内の大型高炉設備には100%設置されている。

川重の炉頂圧回収発電設備の特長は、高炉炉頂圧の制御を従来の調速弁方式ではなく、タービンの可変静翼で行うこと。タービンの可変静翼による制御方式は、高炉ガスの全量をタービンに流し込み、タービンの静翼の角度を自由に変えることにより、タービン内を通過するガスの量および圧力が変動する状況でも、エネルギーロスが少なく、高効率で低騒音の発電を可能とする。

世界的な鉄鋼需要の活況を受け、国内の製鉄所では老朽化した設備の更新が進んでいる。今回の炉頂圧回収発電設備の更新によって、より高効率に高炉ガスのエネルギーを電気エネルギーとして回収することができるとしている。

《レスポンス編集部》

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