【神尾寿のアンプラグド特別編】iPhone 3Gが扉を開けた!? 国内携帯市場のボーダレス化(前編)

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【神尾寿のアンプラグド特別編】iPhone 3Gが扉を開けた!? 国内携帯市場のボーダレス化(前編)
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◆日本もグローバルなエコシステム競争の渦中へ

この日本においても、iPhone 3Gの魅力は市場で大いに注目され、今でも品薄状況は続いている。しかし、多くの携帯電話業界関係者が注目したのは、iPhone 3G自体の魅力もさることながら、その裏にある「世界規模で展開するAppleのビジネスモデル」の方である。

メーカーが、ソフトウェアやサービス、コンテンツ・ソフトウェア流通までコントロールして、ひとつのプロダクトをデザインしていく。これはキャリアの市場牽引力が強い日本はもちろん、水平分業化の進んだ欧米の携帯電話市場にもなかったビジネスモデルである。

実際、AppleのiPhoneが注目される中で、携帯電話メーカーの最大手であるノキアは、自社端末で採用する「Symbian OS」の開発メーカーである英Symbianを買収すると発表。今後はNTTドコモなどとともにSymbian OSのオープン化を図ると発表しながらも、実質的には開発のグリップを強化していく方針だ。

「今後の携帯電話ビジネスは、グローバルな(ハードウェア・ソフトウェア・サービス・コンテンツが水平統合された)エコシステム同士の競争になる。日本市場もその蚊帳の外ではない」(日本メーカー幹部)
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《神尾寿》

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