米国産車への満足度が下落…ミシガン大調査

自動車 ビジネス 企業動向
米国産車への満足度が下落…ミシガン大調査
米国産車への満足度が下落…ミシガン大調査 全 2 枚 拡大写真

ミシガン大学の品質調査研究所が行った消費者満足度指数の調査で、メーカー別の満足度でビッグ3はトップ4(得点で2位タイ)に入らず、ブランド別の満足度ではビッグ3がボトム8のうち6つを占めた。最下位となったのはクライスラーグループのジープで、下から2番目がダッジだった。

満足度の低下はリピーターの減少を招き、販売のスパイラル低下につながる。特にクライスラーは「消費者の信頼を回復するのが困難」と調査では結果づけている。

皮肉なことに「インセンティブをより多く実施しているブランドの満足度が低い」ことも研究からは明らかで、「消費者はインセンティブを実施するブランドを信頼しない傾向がある」という。インセンティブをやめることが満足度向上への近道とされるが、売上げ減に悩むメーカーにとってインセンティブ競争から抜け出すことは難しい。

一方満足度がトップだったのはトヨタ自動車のレクサスとBMW(タイ)で、続いてトヨタとホンダ(タイ)となった。調査では「満足度を高く保つためには比較的安い価格と高い品質を保持すること」と結論づけているが、それを達成するのはかなり困難なことに違いない。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. VW『ゴルフGTI』50年の歴史で最強、325馬力の「EDITION 50」発表
  4. 直前予想! 日産のフラッグシップSUV『パトロール』にNISMOが登場、日本に来る?
  5. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る