トヨタ ウィングレット…乗り方 降り方、10分もすれば楽しく

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トヨタ ウィングレット…乗り方 降り方、10分もすれば楽しく
トヨタ ウィングレット…乗り方 降り方、10分もすれば楽しく 全 10 枚 拡大写真

トヨタ自動車の移動支援ロボット『Winglet』(ウィングレット)。8月1日に東京臨海都心MEGAWEBで行なわれた発表会で実際に試乗したので、乗り方と操縦方法、降り方を紹介しよう。初めに試乗したのは、腰くらいの高さまでの長いハンドルがついている「Type L」。

◆正しい乗り方 …… 搭乗するには、まず車輪の近くについている電源スイッチをオン。そして乗り方は、ハンドルを手前に引いて片足をステップに乗せる。すると体重を感知した本体がモーターを作動させ、ブルブルと振動し始める。もう片方の足を乗せるには、このままハンドルを奥(前方)に倒し、ステップを水平にしてから乗せる。

以上がWingletの正しい乗り方である。両足が乗ってしまえば、Wingletは常にステップの水平を保とうとするため、前や後ろに倒れる心配はない。実によくできている。

操縦方法 …… 続いては操縦方法について。Type Lの場合はハンドルがついているので、このハンドルを前後に動かすだけで前進・後進が可能。身体を前後に傾けてもいいが、初めは恐怖心があるのでハンドル操作で行なったほうが操作しやすく感じた。

曲がるのもハンドルを左右に傾けるだけで自由自在に曲がる。ハンドルを使わずに体重移動だけでも曲がれるが、前進・後進と同じように初めは怖いので、ハンドルを使って操作したほうがラクに曲がれる。

Type Lにはこの他に、ボタンを使ってその場で旋回する機能もついている。ハンドルには左右に倒せるスイッチがついており、このスイッチを倒すだけで旋回可能。説明員の話によると、すぐ隣に人がいる場合など、ハンドルを倒すスペースが取れないときに使用するためのスイッチだと言う。抜かりない仕組みである。

怖くない降り方 …… 最後に降り方について。降りる場合はハンドルについているボタンを使用する。ボタンを押すと本体が自動的に後ろに傾くので、自然に片足を後ろに出して着地できる。安全を配慮して本体はゆっくりと傾くため、降りるのは怖くない。

ハンドルのないType M …… 「Type M」にも乗ることができた。すでにType Lを10分以上乗っていたので、ハンドルのついていないType Mもすぐに乗りこなせた。こちらでは、前進・後進は体重移動、旋回は股の間にある棒を膝で挟んで操作する。そのため乗車中は両手がフリーになるのでType Lよりも快適。しかもスキーや二輪車のような、体重移動による操作が実に楽しい。Wingletの大本命は、このType Mかもしれない。

《佐藤隆博》

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