【トヨタ iQ プロトタイプ】シティコミューターではない

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【トヨタ iQ プロトタイプ】シティコミューターではない
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トヨタ『iQ』のシルエットはユニークである。真横から見るとボンネットが主張する2ボックススタイルであり、『スマート』などシティコミューターに多く採用されるワンモーションフォルムを採用していない。

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「ヨーロッパのマイクロカーの多くがワンモーションフォルムを採用して新しさを演出していますが、iQはシティーコミューターとしてだけではなく高速域での都市間移動も行なえる性能を兼ね備えています。ボンネットを膨らませているのは、安全性を意識させるためです」(デザイン本部トヨタクリエイティブスタジオ須賀厚一氏)

「四隅に置いた大きめのタイヤはコンパクトカーに走りを予感させる効果があります。止まっているときよりも走っている iQを見たほうがよりワイドにタイヤが張り出して見えかっこ良く見えるはずです。セントバーナードのような大型犬の子犬時のように大きな足と骨格を感じさせます」

また、ショートオーバーハングゆえにフロントのデザインには気を使ったという。「ブランドロゴを強調するのは欧州でのトヨタのデザインモチーフになっています。広い横幅と短いオーバーハング、ともすれば『アルファード』のように大きく押し出しの強い顔になりがちのところを多様な面で、顔の彫りをつくっています」(同須賀厚一氏)

そしてサイドの表面に張りを持たせるために、真上からのラウンド面を意識した。「マイクロカーは、スマートにしても三菱『i』にしても横から見て卵形のモチーフを採用することが多い。いっぽうiQはその全長から真上からの卵形を実現し、サイドからの張りを視覚的に訴えています」(同須賀厚一氏)

さらに須賀氏はiQの秘密のエッセンスを教えてくれた。「外装内装とも、曲線部には手書きのカーブのかわりに巻貝の曲線を数式化した曲線をつかい、自然界の美しさを取り入れようとしています。iQがもつ、独特の雰囲気やユニークさを感じるのならばそのせいかも知れません」

《三浦和也》

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