【トヨタ iQ プロト試乗】最少回転半径は3.9mと小さく抜群に使いやすい...津々見友彦

試乗記 国産車
【トヨタ iQ プロト試乗】最少回転半径は3.9mと小さく抜群に使いやすい...津々見友彦
【トヨタ iQ プロト試乗】最少回転半径は3.9mと小さく抜群に使いやすい...津々見友彦 全 7 枚 拡大写真
トヨタ『iQ』プロトのルックスはなかなか良い。第一に“賢そう”だし、お洒落で“クラスレス”な雰囲気。インテリアもお洒落。もっとお洒落度が高くても良いのに、トヨタらしく抑えている。

エンジンスタートは試乗したグレードでは、ソフトスイッチ。一瞬のタッチで3気筒は目覚め楽ちんだ。もっともアイドリングのバイブレーションは大きめでシートに感じる。スマートと似ているが、もう少し抑えて欲しいところ。ただ、エンジンノイズは5000回転でも気にならないのは良い。

CVTをDレンジで発進すると0-400m加速は19秒台の雰囲気。ターボ付き軽並の動力性能で、これなら不満なく走れる。気になる乗り心地はまずまずの様子だが、急ブレーキの際は2000mmのホイルベースのためややノーズダイブ感はあるが、『スマート』よりは小さい。

最少回転半径は3.9mと小さく抜群に使いやすいのだが、それでいて、高速のハンドリングは落ち着いていて安心感が高かった。また、VSCが標準装備のため、コーナーやブレーキングで姿勢を崩すことなく、その点でも安心なクルマだ。

さて、リヤシートだが、小柄な私ならドライバーシート後方でも短距離なら不満なく座れ4人乗車も可能。気軽に乗れ、燃費も良く大いに気に入った。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★


津々見友彦|モータージャーナリスト
第1回日本グランプリに出場。日産、トヨタ、いすゞの元ワークスレーシングドライバー。現在はモータージャーナリストとして活躍。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。その他にポルシェクラブ・ドライビングスクールの講師も務める。趣味はハイスピードドライビング、モーターグライダー、パソコン。最近はデジカメと電気自転車に凝っている。

《津々見友彦》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る