【インターナビ 新機能】ETC割引の多重使用は自己責任で

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【インターナビ 新機能】ETC割引の多重使用は自己責任で
【インターナビ 新機能】ETC割引の多重使用は自己責任で 全 2 枚 拡大写真

インターナビ・ルートには、ETC利用による通行料金の割引きを最大限に活用したルートを計算する「ETC割引ルート」というメニューがある。サーバー側に割引き適用の時間帯や用件のデータを持っており、これらに該当するルートを設定した場合、割引適用後の料金を画面上に提示するようになっている。

ETC利用による通行料金割引きは多種多様で、社会実験中のものまで含めるとかなりの数になる。これを完全に把握し、使いこなすというのは困難なことだ。

複数の割引きを組み合わせて使うという裏技もあり、その最たるものは早朝夜間割引と通勤割引を組み合わせたものだが、どちらも100km未満の利用が前提であることから、それ以上の距離で使うには目的地までの途中で一旦インターチェンジ(IC)から出て、再び同じICから乗り直すという、いわゆる「2度乗り」を行う必要が出てくる。

インターナビのETC割引ルートは、実はこの2度乗りにも対応しており、「このICで一旦降りたら安くなる」というのを提示してくれるのだ。

時間的なロスを最小限にしようと、周囲の状況を気にすることなく料金所内で強引なUターンをするクルマもあることから、一部では危険視もされる2度乗りだが、インターナビ推進室の野川忠文さんは「ETC割引ルートについては、“こうした割引きがあり、これを適用すると元ルートよりもこれだけ安くなります”と提示するだけであって、推奨ルートではないのです。だから“ここで降りろ”とは誘導しない」と説明する。

2度乗りの危険については開発チームも認識しており、「2度乗りのような裏技は提示しない方がよいのではないか?」という話も出たようだ。最終的には「使用は自己責任」で話がまとまったのだが、使う側もこのあたりの開発チームの葛藤を念頭に置いた上で使ってほしい。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  3. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  4. 東京外環道、千葉県内の4つのインターチェンジがETC専用に…9月2日から
  5. 高級車専用の屋内駐車場「コーンズ・リザーブ」、大阪南港に10月オープン
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る