交通事故による経済的損失は3兆2000億円---大阪府予算を上回る

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日本損害保険協会はこのほど、交通事故を経済的損失の観点から捉えた統計集「自動車保険データにみる交通事故の実態」の最新版(2006年4月 - 2007年3月)を作成した。

それによると、同期間に自賠責保険・自動車保険による保険金が支払われた被害者数をもとに推計した交通事故による被害者数は約132万人。

その経済的損失額は3兆2225億円で、うち人身損失額が1兆5112億円、物的損失額が1兆7113億円。この額は大阪府の予算額(2兆9247億円)を上回るほどの巨額の数字となっている。

加害者の年齢層ごとに被害者数をみると、20 - 24歳の加害者が起こした事故による被害者数が約16万人で最も多く、次いで30 - 34歳の層が約14万人と続いており、この両年齢層で全被害者数の約25%を占めている。

《山田清志》

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