横河電機、タタルスタンの石油プロジェクトの制御システムを受注

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横河電機の子会社ヨコガワ・エレクトリックCISは、ロシアのエネルギー大手タトネフチの石油精製・石油化学関連子会社であるタネコ社から、ロシア連邦のタタルスタン共和国ニジネカムスク市に建設する製油所および石油化学プラント建設プロジェクトのMAC(メイン・オートメーション・コントラクター)に選定され、契約を締結した。

横河電機は今後、エンドユーザーであるタネコ社が指定する制御システムメーカとして、各プラントを担当するプラントメーカから、制御システムを受注する。

同社は、2008年後半から2009年にかけて発注される第1期工事分の受注総額が約75億円に、将来の第3期までの累計受注額は、約120億円に達する見込み。

タトネフチはこれまで大規模製油所を持っていなかった。そこで、ロシア連邦全体の10%強に相当する9億トンの石油埋蔵量を持つタタルスタン共和国に、年産700万トンの製油所を筆頭に、重質油分解装置、ポリプロピレン、ポリエチレンを始めとする石油化学コンプレックスを新たに建設する計画。

積極的なエネルギー政策を進めるロシア連邦にとって象徴的な大型プロジェクトだ。

第1期は、製油所設備や硫黄回収設備、アロマティックコンプレックスなどを建設する。第2期には、流動接触分解炉などの重質油分解装置、第3期にポリプロピレンやポリエチレンプラントなどを建設する予定。

同社は、MACとして、これらのプラントの制御システムの設計を行うと共に、統合生産制御システム、安全計装システム、プラント情報管理システムなどによる統合プロセス制御システムを納入する。

《レスポンス編集部》

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