ロームとホンダ、次世代電気自動車向けハイパワーインバーターモジュールを開発

自動車 ニューモデル 新型車
ロームとホンダ、次世代電気自動車向けハイパワーインバーターモジュールを開発
ロームとホンダ、次世代電気自動車向けハイパワーインバーターモジュールを開発 全 1 枚 拡大写真

ロームは、本田技術研究所(ホンダの研究開発部門子会社)と共同で、SiC-SBD、SiC-MOSFETを搭載した1200V・230Aクラスの次世代の電気動力車向けハイパワーインバータモジュールを開発したと発表した。

今回のモジュールは、ロームのSiCデバイス技術と本田技術研究所のハイパワーモジュール技術を融合させることで実現した。フルSiCデバイスによるハイパワーインバータモジュールとしては世界初のもの。開発したハイパワーインバータモジュールの機能には、コンバータ回路(1相)とインバータ回路(3相)をワンパッケージに搭載しており、小型化した。

急速に普及しているハイブリッド車や電気自動車など、パワーエレクトニクスが必要とされる分野では、現在用いられているSiデバイスよりも電力変換時の損失が少なく、材料物性に優れた、SiCデバイスの実用化が期待されており、これに対応した。

今回開発したSiCデバイス搭載のハイパワーモジュールをハイブリッドカーや電気自動車に適用することで、損失の軽減、システムの小型化・軽量化の大幅な改善が期待される。今後は、SiC−MOSFET単体性能を十分に引き出すパワーモジュール構造の改善とともに、SiC-MOSFETの微細化や構造の改良により大きな性能進化を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産エクストレイル“NISMO”と“AUTECH”の魅力を元プロ野球選手・山﨑武司が語る!PR
  3. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  4. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
  5. トヨタ『RAV4』新型、ジェイテクトの協調操舵技術「Pairdriver」初搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る