KYBは、中国の南車戚墅堰機車車両工芸研究所有限公司(QYS)と提携して鉄道車両用機器の製造・販売の合弁会社を設立したと発表した。
合弁会社は「常州朗鋭凱迩必減振技術有限公司」で、中国江蘇省常州市にある工業団地に設立した。資本金は4000万元で、QYSが51%、KYBが49%出資した。
新会社は鉄道車両用ダンパ(軸・左右動・ヨー・車体間)、レベリングバルブ、差圧弁などの鉄道機器を製造する。従業員数は当面47人の予定で、5年後には63人とする。
KYBはこれまで、中国鉄道機器市場に日本からの製品を輸出したり、QYSとの技術提携により製品を供給してきた。中国では鉄道網の整備が急速に進んでおり、鉄道の高速化が本格化している。KYBでは今後増大する新規需要に対応するとともに、オーバーホール市場へ参入するため、現地に生産拠点を構築する。