【三菱 ギャランフォルティス ラリーアート 詳報】最適化されたツインクラッチSST

自動車 ニューモデル 新型車
【三菱 ギャランフォルティス ラリーアート 詳報】最適化されたツインクラッチSST
【三菱 ギャランフォルティス ラリーアート 詳報】最適化されたツインクラッチSST 全 5 枚 拡大写真

三菱自動車が『ギャランフォルティス』にホットなモデル「ラリーアート」追加した。トランスミッションには『ランサーエボリューションX』にも搭載されているツインクラッチSSTが採用されている。

【画像全5枚】

これはフォルクスワーゲンのDSGなどど同じ機構を持ったもので、ふたつのクラッチがそれぞれ奇数側と偶数側のギヤを受け持ち、それを交互に切り替えることでスピーディかつダイレクト感のあるシフトチェンジを可能としている。

ギャランフォルティスラリーアートのエンジン開発を担当した三菱自動車エンジン実験部の三原法行さんは「ギャランフォルティスラリーアートのツインクラッチSSTはランエボXに使われているものと共通ですが、5速と6速をハイギヤード化することで高速巡航時の回転を下げ、燃費性能を向上させています」

「また、ランエボでは3段階のモード切替が可能でしたが、フォルティスラリーアートではノーマルとスポーツの2段切り替えにしています」とコメント。

実際にギャランフォルティスラリーアートに乗ってみると、やはりツインクラッチSSTのスピーディなシフトワークは非常に魅力的だ。シフトチェンジに掛かる時間が非常に短く、スパッと瞬間的にギヤが入れ替わり、ほぼ同時にクラッチをつないでくれるので、加速が途切れることなく素早く速度を乗せてくれる。

ランエボXのようにパドルシフトも用意されており、ステアリングから手を放すことなくツインクラッチSSTを操ることができるのも魅力だ。発進時や低速時もギクシャクすることが少ないので、慣れれば普通のATと同じ感覚で扱うことができるし、もちろんAT限定免許で運転することが可能だ。

欧州ではMTに変わるミッションとして徐々に普及しているが、国産セダンの量産車に採用しているのはランエボXと、このギャランフォルティスラリーアートだけだ。300万円を切る価格で、パワフルなターボエンジンとツインクラッチSSTの組み合わせが手に入るのは非常にお買い得といえる。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「トランプさん、これ買います」最新の4ドアマッスルカー『チャージャー』発表に「めっちゃかっこいい」と高評価の声
  2. BMWが24車種4万台をリコール…濡れると火災のおそれ
  3. 365万円で買えるMINI登場!「土偶みたいな顔しとる」「現実的な価格」などSNSでは反響さまざま
  4. ヤマハのEVスクーター『JOG E』が約16万円で登場!「手に入りやすい」「50ccより安い!」など注目集まる
  5. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る