コマツ、電気駆動式の超大型ダンプトラックを発売

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コマツ、電気駆動式の超大型ダンプトラックを発売
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コマツは、電気駆動式の超大型ダンプトラックのシリーズに、新たに『860E』(最大積載量=254t)を追加した。現在、米国ラスベガスで開催されている鉱山機械見本市「MINExpo INTERNATIONAL2008」で実機展示した。

コマツは、電気駆動式の超大型ダンプトラックの分野では、世界一のサプライヤーだが、さらに競争力を高めるため、ドイツのシーメンス社と新しい電気駆動システムの共同開発を進めてきた。今回市場導入する860Eは、このシーメンス製の電気コンポーネントを搭載する初めてのモデル。

共同開発した装置は、発電機とACモーター、インバーター、減速ギアなどで構成、シーメンスの先端技術が織り込まれた電気コンポーネントと、コマツが開発・製造した減速ギアなど機械コンポーネントの融合により、高い品質と信頼性を実現したとしている。これにより顧客の生産性向上やオペレーティングコスト、メンテナンスコストの低減も図れるとしている。

今回860Eでは、トロリーシステムのオプションも設定した。トロリーシステムは、ダンプトラックに取り付けられたパンタグラフにより、鉱山の走路上に張られた架線から取った電気を動力としてACモーターを駆動し走行するシステムで、高い登坂性能が得られる。また、トロリーシステムでは、エンジンで発電した電気の代わりに鉱山で自家発電した電力を使うことで、エンジン寿命の延長と燃料代の低減も図れる。

860Eは、これまでのコマツの電気駆動式の超大型ダンプトラックと同様に、コマツアメリカで開発設計し、イリノイ州にあるピオリア工場で生産する。

《レスポンス編集部》

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