【VW ティグアン 試乗】加速はスポーツカー、凹凸にびくともしない…津々見友彦

試乗記 国産車
【VW ティグアン 試乗】加速はスポーツカー、凹凸にびくともしない…津々見友彦
【VW ティグアン 試乗】加速はスポーツカー、凹凸にびくともしない…津々見友彦 全 4 枚 拡大写真
フォルクスワーゲン『ティグアン』は、斜めにスッパリと切り落とされたフロントアンダーフロアーがいかにもオフローダーらしいコンパクトSUVだ。高い視点のドライビングシートからの前方視界はすこぶる良い。

オフロードも走れるSUVだが、オンロード性能もナチュラルでよい。抜群にスムーズなパワステと、しっかり感のあるハンドリングは自然でリニア、癖がない。SUVながら、高速ハンドリングも不満のない走り味だ。 エンジンも1800回転の低回転からトルクがあり、ターボと思えぬ使いやすさだ。0-400m加速は16秒台とスポーツカー並の動力性能で軽快。

一般道路の突起乗り越えでは辛い“ドスン”という衝撃感はなく、総じて乗り心地は良好だが、上下にバウンス感があるのは否めない。 が、その長いホイルストロークを利用してオフロードの凹凸路もびくともしない。ヒルディセントアシストも進化し使いやすい。コンパクトで市街地からオフロードまでストレスなく使える手軽なSUVである。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

津々見友彦|モータージャーナリスト
第1回日本グランプリに出場。日産、トヨタ、いすゞの元ワークスレーシングドライバー。現在はモータージャーナリストとして活躍。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。その他にポルシェクラブ・ドライビングスクールの講師も務める。趣味はハイスピードドライビング、モーターグライダー、パソコン。最近はデジカメと電気自転車に凝っている。

《津々見友彦》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. ルノー日産三菱、仏ドゥエー工場でEV共同プロジェクト推進…次期『エクリプス クロス』開発・生産へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る