【日産 ムラーノ 新型発表】デザイン…引き継いだところ変わったところ

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【日産 ムラーノ 新型発表】デザイン…引き継いだところ変わったところ
【日産 ムラーノ 新型発表】デザイン…引き継いだところ変わったところ 全 5 枚 拡大写真

日産のミディアムハイクラスSUV、新型『ムラーノ』のエクステリアは、ウェストラインがルーフ後端に向かって切れ上がっていく特徴的なウインドウグラフィックをはじめ、旧型モデルの特色を色濃く受け継いだデザインだ。

「初代モデルは、いままでどこにもなかったようなモダンなデザインで、見る人にインパクトを与えたいという考えでデザインされました。新型モデルでは、初代のそのデザインの強さを継承しながらも、初代のような割り切った線と面によるデザインではなく、柔らかく複雑な曲面を多用して、重厚感や高級さを演出してみました」

デザインを担当したプロダクトデザイン部の湯川睦夫氏は、エクステリアデザインの意図についてこう語る。

「もちろん、これだけ大型のボディですから、伸びやかさを演出するために線の強さは欠かせません。かといって、線だけが目立っても高級感に欠ける。新型ムラーノでは、曲率の異なる曲面を、ボディの随所で複雑に入り組ませています。線は単純なプレスラインではなく、その曲面によって表現された、柔らかい線なのです」(湯川氏)

新型ムラーノは一見、旧型と似てはいるが、実車をよく見ると、ボディに映り込む光の流れはなかなか綺麗である。また、今日のカーデザインのトレンドに沿い、ポリカーボネート製のヘッドランプカバーもまたボディのデザインの延長として扱われ、複雑でな三次曲面が与えられている。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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