外観の全体的なデザインもさることながら、それぞれのボディパネルを構成している各部分の細かい絞りこみ形状や、フロントマスクのデザインなどは、なかなか国産車では思い切ることのできないプジョーらしさを感じます。
ATが4速(GTiを除く)というのは『308』の難点。ギヤ段が少ないと、同じ道路条件でもエンジン回転の高い領域を使わざるを得なくなることがありますから、その分、騒音の面でも不利になってしまいます。
等々、やや難点を感じる部分があるとはいえ“オシャレ感”はピカイチ。オジサンが乗るには、ちょっと恥ずかしさをか感じる面があるほどですが、クルマが大好きな女性などにとっては、どうしても一度乗ってみたいクルマなのではないでしようか。
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:
GTi★★★★
SW★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★
長嶋達人|自動車ジャーナリスト
1942年東京生まれ。自動車雑誌編集、自動車整備工場整備士、フロントマンの後、フリー自動車ジャーナリスト。チューニング、メンテナンス、メカニズム等の記事を中心に、多数の自動車雑誌に執筆。現在まで、自動車メカニズム関連単行本執筆10冊以上。過去個人所有したクルマは、5.7L・V8エンジン搭載の米国製スポーツカー、国産ディーゼルエンジン搭載車、軽自動車など、好みの方向性に対する節操もなく十数台。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。二級ガソリン自動車整備士。