川崎重工は、沖縄電力からディーゼル機関を主機関としたディーゼル発電設備を受注したと発表した。
受注した設備の単機出力は18MWで、ディーゼル発電設備としては従来の国内最大であった単機出力10MWを大幅に上回り、世界でも最大規模で、国内では初の採用となる。
今回が受注したのは、石垣第2発電所5号機増設工事で、発電設備の設計、機関・発電機・配電開閉装置・制御装置の供給、据付、建屋および土木の建築工事からなる発電所建設工事一式を契約範囲とするフルターンキー方式での引渡しとなる。
現地試運転後の最終的な引渡しは2011年6月の予定。
石垣島はリゾート産業の発展とともに電力需要が急激に伸びており、今回建設する設備は、電力需要増大への対応を計画している沖縄電力の要求に応えるもの。
石垣島では既に同社が納入した単機出力10MWの大型ディーゼル発電設備3基を主力機として運転中で、今回の受注はこれまでの運転実績が高く評価されたため、としている。