トヨタもインセンティブ開始 0%金利キャンペーン

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9月の米での新車販売が前年比32%減と、北米では40年ぶりという落ち込みを見せたトヨタが、ついにインセンティブ合戦に参入する。11月3日までのおよそ1か月、11のモデルに対しローン金利0%のキャンペーンを行う。ローン期間は36 - 60か月。

しかし金融危機の影響でクレジット業界全体が貸し渋りに陥る中、0%金利やリースに応じられるだけの財務能力があることもトヨタは強調している。ビッグ3は現在リースからはほぼ撤退しており、ユーザーの選択の幅はせばまりつつある。

0%金利の対象となるのは『マトリックス』、『カローラ』、『カムリ』、『RAV4』、『ハイランダー』、『FJクルーザー』、『4ランナー』、『セコイア』、『シエナ』、『タコマ』、『タンドラ』。

これまでビッグ3が次々導入する大型インセンティブが話題となって来たが、トヨタを始めとする日本のメーカーはインセンティブに積極的ではなかった。インセンティブがなくても売れ行きが好調だったという理由もある。一方ビッグ3はインセンティブにより収益幅が圧迫される、キャンペーン終了後の落ち込みが激しい、などの理由からインセンティブ削減を目指しているがなかなか実現しないのが実情。

GM、フォードが揃って「米自動車業界は2010年まで回復しない」と悲観的な予測を立てる中、日本のメーカーも参入するインセンティブ競争が激化しそうな気配だ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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