GM、世界市場向け小型車のエンジン工場を新設

自動車 ビジネス 企業動向
GM、世界市場向け小型車のエンジン工場を新設
GM、世界市場向け小型車のエンジン工場を新設 全 3 枚 拡大写真

ゼネラルモーターズ(GM)は、3億7000万ドル(約400億円)を投じて、世界市場向けの小型車に搭載する4気筒エンジンの製造工場を米国ミシガン州フリントに新設すると発表した。

操業開始は2010年の予定で、新工場で製造するエンジンは、シボレー『クルーズ』用の1.4リットルターボエンジンと、ハイブリッドカーのシボレー『ボルト』用1.4リットル自然吸気エンジンの2種類。

新工場は、フレキシビリティが高く競争力の高い組立ラインとする方針で、生産設備を変更することなく複数の4気筒エンジンが組立可能なフレキシブルなステーションを約300か所持っている。

同工場は、米国の代表的な建築物環境性能評価システムLEED(エネルギーおよび環境デザインにおけるリーダーシップ)の認定を取得する予定のほか、製造過程で発生した廃棄物の再生・再利用、エネルギーへの転換など、埋立廃棄物ゼロの取り組みを実践、環境に対応した工場運営を目指す。

フリント新工場への投資は、GMが10年間に及ぶ米国内工場への投資計画のひとつで、投資総額はミシガン州で90億ドル、米国全体では420億ドルに達する。

今回の投資に関し、ワゴナー会長兼CEOは「フリントの地で働く人々の優れた能力や仕事に対する勤勉さ、そして地域に脈々と受け継がれてきた自動車産業の伝統、さらに市、州、連邦政府と育んできた強力な協調関係など、これらの条件を考えればフリントという土地はGMのエンジン工場を建てるにふさわしい場所である」とコメントしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る