【パリモーターショー08】ルノー メガーヌ 新型…超カッコいいレースバージョン

自動車 ニューモデル モーターショー
【パリモーターショー08】ルノー メガーヌ 新型…超カッコいいレースバージョン
【パリモーターショー08】ルノー メガーヌ 新型…超カッコいいレースバージョン 全 6 枚 拡大写真

ルノーは10月2日、2009年シーズンの「メガーヌトロフィ」に参戦するマシンの概要を明らかにした。

メガーヌトロフィは2005年から世界選手権として行われているワンメイクレースで、2009年からは新型『メガーヌクーペ』がベースのマシンに切り替わる。

新型はパリモーターショーで公開された『メガーヌクーペ』をモチーフにしている。といっても、実際に『メガーヌ』から流用しているのはヘッドランプとテールランプ、窓ガラス程度。エンジンはミッドシップに置かれるなど、市販車とはまったく別モノ。ルノーのモータースポーツ部門、「ルノースポール」によって開発されたレース専用車だ。

新しいマシンも日産製の3.5リットルV6をベースに、ルノースポールがチューニングした専用エンジンを搭載する。ただし、最大出力は現行マシンの320psから360psへ40ps引き上げられている。最大トルクは39.8kgmと不変だ。

このエンジンがスチール製マルチチューブラーフレームを使った、重量わずか955kgの軽量ボディと組み合わされるわけだから、そのパフォーマンスは推して知るべし。パワーウェイトレシオは2.65kg/psとスーパーカー並みだ。ルノーは「サーキットではポルシェ『911 GT3』と同等のラップタイムで周回する」と豪語している。ミッションはパドルシフトの6速セミATだ。

見た目の迫力という点でも、新型は現行マシンに負けていない。リアには大型ウイングを装着。また、ボディ下回りにはディフューザーも追加している。高速走行時に有効なダウンフォースを20%高めると同時に、揚力は15%低減した。圧巻はガルウイングドア。1995年に市販された『ルノースポールスピダー(スパイダー)』を連想させる。

ブレーキは前が直径356mmの6ピストン、後ろが直径330mmの4ピストン。サスペンションは4輪ダブルウイッシュボーンで、ダンパーは減衰力調整式だ。タイヤはミシュランの18インチを履く。

日産製の3.5リットルV6といえば、『フェアレディZ』や『スカイライン』の心臓部として定評あるスポーツユニット。このエンジンを基本にしたメガーヌトロフィがサーキットでどんな速さを見せてくれるのか、2009年シーズンが楽しみだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る