アストンマーチンは10月2日、パリモーターショーで『one-77』プロジェクトの概要を公表した。one-77(社内コード)は7.3リットルV12を搭載するフラッグシップスポーツ。0-100km/h加速3.5秒、最高速は320km/h以上の性能を発揮するという。正式デビューは2009年秋の予定で、世界限定わずか77台のみが生産される。
パリモーターショーでは実物大の精巧なモックアップを展示。ただし、車体のほとんどはベールに覆われており、フロントとリアの一部しか見えない状態だった。2シーター、2ドアクーペのボディには、ブラックアウトされたヘッドランプ、『DBS』や『ヴァンテージV8』と共通イメージのテールランプが確認できた。
アストンマーチンによると、one-77は同社の最新技術とクラフトマンシップの結晶といえる1台になるという。新開発の7.3リットルV12は最大出力700ps以上を発生。カーボンファイバー製モノコックボディにアルミパネルを組み合わせ、車重は1500kg程度に抑えられる。ミッションは6速セミAT。0-100km/hは3.5秒で駆け抜け、トップスピードは320km/h以上に達するという。
アストンマーチンはone-77の市販時期について、2009年秋と発表。正式デビュー時には別の車名が用意される。価格は100万ポンド(約1億8600万円)程度と見られているが、その希少性から世界のセレブからオーダーが集まるのは間違いないだろう。