【ダイハツ ムーヴコンテ 詳報】自慢の電動シートの使い勝手は?

自動車 ニューモデル 新型車
【ダイハツ ムーヴコンテ 詳報】自慢の電動シートの使い勝手は?
【ダイハツ ムーヴコンテ 詳報】自慢の電動シートの使い勝手は? 全 10 枚 拡大写真

ダイハツ『ムーヴコンテ』の目玉のひとつが「プレミアムソファシート」と名づけれた、フロントのベンチシートだ。

フランス人のダイハツ社内デザイナーが開発を手掛けたこのシートには、異なる素材を組み合わせたこだわりの縫製や、シートサイドにインパネのアクセントカラーと同色の生地を採用することで、モダンな雰囲気を醸し出している。

さらにこのシートには標準モデルの「L」とカスタムの「X」グレードを除き、運転席パワーエントリーシートが用意されている。このパワーエントリーシートはスライドの電動調整機能だけではなく、クルマから降りる際にインパネのスイッチを押せば80mm後方に電動スライドして足元の余裕を増してくれるので乗り降りを楽にしてくれる。

そしてクルマに乗る時にはスイッチを押すことで、メモリーしておいたポジションまで電動で前進してくれる。

ダイハツ工業商品企画部の江口淳也さんは「シートにこだわりを持った軽自動車を作る事は前々からやりたいと感じていましたが、遂にコンテで実現することができました。プレミアムソファシートは見た目や座り心地はもちろん、ホールド性も入念に作りこんでおりますので、長く座っても疲れ難いシートに仕上がっています」という。

実際にプレミアムソファシートに座ってみると、豊かなクッション性が確かめられるものの、体を包み込んでくれるようなホールド感があり、走行中も身体が安定している。標準モデルはウォームグレーにレッドのアクセントカラーが組み合わされており、質感が高い点も魅力だ。

ただし、運転席パワーエントリーシートは、高級車のようにエンジン停止後にドアを開けただけで自動的にスライドするモードはなく、使いたい時に毎回インパネのスイッチを押さなくてはならないので、実際に使いこなす人は少ないだろう。

シート調整に関しても電動で操作できるのがスライドだけで、しかも操作スイッチがシートの前面の低い位置に付いているので、走行中などはドライバーの手が届き難い。注目のシートは座り心地や質感は上々だが、電動操作に関しての使い勝手はもう少し踏み込んで欲しかった。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 第二期「洗車場ブーム」到来?…純水・トンネル型・エンタメ性・AI認証決済など進化する洗車場
  2. 【VW ゴルフTDI 新型試乗】装備とスタイルで取るか、「足」で取るか…中村孝仁
  3. そのニオイ、原因はエバポレーター! 今すぐできる簡単DIY洗浄法とは?~Weeklyメンテナンス~
  4. メルセデスベンツに“ベイビーベイビーGクラス”? EQB後継の『GLB EV』準備中!
  5. 愛犬と乗れる電動原付『PONY2』発売、折りたたんでクルマに搭載も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 地域再エネ活用の収益を還元、ホンダ N-VAN e:を茨城県神栖市へ無償提供
  2. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
  3. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  4. VWと米ウーバーが提携、『ID. Buzz』の自動運転車を運行へ
  5. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
ランキングをもっと見る