BMWザウバーF1チームのトークショーイベント「Lounge to Win'08 - Meets the BMW Sauber F1 Team -」が、東京駅八重洲南口のグラントウキョウサウスタワー1階にあるBMW Group Studioで開催された。
チームの指揮官であるマリオ・タイセン博士と2名のドライバー、ニック・ハイドフェルド選手とロバート・クビサ選手が参加。事前に募集した100名と、前面ガラス張りのため歩道で鈴なりになっていた一般ファンの前で、08年シーズンの躍進ぶり、日本GPにかける意気込みなどを語った。司会は、フジテレビのCS放送のF1番組の解説でお馴染みの小倉茂徳氏。
小倉氏には活躍ぶりをほめる意味合いもあったが、任天堂のゲームキャラクターに引っかけて「スーパーマリオ」と呼ばれ、思わず笑っていたのが、タイセン博士だ。今シーズンチームもドライバーも昨年以上に進歩できたことを喜んでいたほか、同チームのマシン「F1.08」についてのコメントも聞くことができた。
自力優勝の目はないが、現在3位に着け、残り3戦の上位2名の結果次第では、08年王座の可能性もあるクビサ選手。現在64点の彼は、「残り3戦すべてで優勝を狙っていきます」と力強く語る。その一方で冷静に状況を客観視しており、「日本GPで優勝するのはそう簡単にできるとは思っていませんが、最大限の努力をしてレースに臨みます」とコメントした。
現在、56点を獲得し、1点差でキミ・ライコネン選手を追う5位のハイドフェルド選手は、「去年は大雨だったので、まだ富士山を見たことがないんです」と、レースよりも霊峰が気になる? ライコネン選手との1点差という状況に関しては、「残り3戦でベストを尽くして、ライコネン選手の上に行けるようにがんばります」とファンに応えていた。