F1カナダから撤退、アメリカは?

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アメリカ国内でF1レースが開催されなくなったことについて、アメリカ関係者はFIAに、レース日程にアメリカシリーズを組み込むよう再度要請中だ。

しかしその結果が出ないままに、FIAは2009年にカナダシリーズをスケジュールから外し、代わりにアブダビでのレースを開催すると発表した。これに対しアメリカ国内ではFIAに対する不信感がわき起こっている。

アメリカでのF1は1981年まではワトキンス・グレンで開催されていたが、それ以降は毎年場所を変えて行われて来た。これまで開催された場所はデトロイト、ダラス、ロングビーチ、ラスベガス、そしてついにはインディカーのオーバルコース(部分)でも行われ、F1ファンを混乱させてきたのだ。

しかしF1に参戦しているメーカーを見れば、BMW(ザウバー)、ホンダ、メルセデスベンツ(マクラーレン)、トヨタ、フェラーリなど、世界で最大の市場をアメリカ国内に持つところばかり。なのにこれらのメーカーが先端技術を競うF1レースが国内で見られない、ということにレースファンの怒りが募っている。

インターネットでは「国内で開催されるレースに積極的に参加するメーカーの車を優先して買おう」という一種のボイコットを促す声明まで出る始末で、拝金主義に走るFIAへの批判がますます高まっている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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